大同生命が学資保険を扱わないのはなぜなのか

ほけんケア~ドル建て保険も理解できた!保険について本気出して勉強した主婦のブログ

子供のための貯蓄型学資保険の検討からドル建て保険の存在を知り、様々な保険を勉強してきました。複雑でわかりにくい保険に関する内容を少しでも理解しやすくなるためのブログです。

大同生命が学資保険を扱わないのはなぜなのか

   

大同生命には学資保険がない

春になり、子供が入園や入学をする季節になると気になってくるのが学資保険です。私も知人に大同生命の営業をされている方がいるので子どもの学費をどのようにためるべきか、大同生命ではどんな商品があるのかなどをアレコレ聞いてみたことがあります。

すると大同生命では学資保険の取扱いを中止してしまったと教えてくれました。営業の方いわく、長く続く低金利の影響でで大手保険会社でも保険料の運用がむずかしくなり、2015年ごろから保険料の値上げや利率の変更、高配当商品の削減などが行われるようになったのだとか。

今回はこの時きいた大同生命が学資保険を中止した意味と、そのことから学べる学資保険選びのポイントとをご紹介したいと思います。

大同生命で昔取扱っていた学資保険み・ら・い

大同生命には昔、「み・ら・い」という名前の子ども保険(学資保険)を取扱っていました。親の年齢などにもよりますが、かなり手厚い内容の保険で育英年金と親死亡時の保険料支払い免除が付いていたそうです。

親が30歳で子どもが0歳の時に学資金がトータル200万円の保険に加入した場合、保険料は約10,500円程度で育英年金は子どもが6歳の時に親が亡くなったケースではトータル800万円さらに元々の学資金をあわせて1000万円支払われるというプランだったとのこと。

私はマイナス金利の今の時代にこのような利率の商品は期待できないなと思いましたが、それでも保険料に対する学資金の目安としてや親にもしもの事があった場合の保険料免除や育英年金というシステムを学ぶことができ、他社で学資保険を検討する時の参考にさせていただきました。

大同生命が学資保険を販売中止したのは会社が損をするから

商品内容を見てもわかる通り大同生命の学資保険は、払った保険料より多くもらえるわけではないものの利率は比較的高く、子どもへの保障が重要になる親の死亡時には保障内容がかなり手厚いのがわかります。

金利が高く保険料の運用益が豊かな時代は契約者にも会社にとっても良い商品でも、運用益が大きく伸びない低金利の時代には売り続けることのできない商品だったということでしょう。

逆にマイナス金利の時代に販売し続けられている学資保険は契約者にとって不利な商品である可能性があります。良い商品もあるかもしれませんが、疑うくらいで良いと思います。

学資保険選びのチェックポイント

学資保険選びに注意するべきチェックポイントをまとめてみました。

  • 支払う保険料総額に対して、もらう学資金及び保障内容が適切かどうか
  • 親にもしもの事があった場合の保険料免除特約はあるのか
  • 解約返戻金や満期後の運用など保障内容・プランに柔軟性はあるのか
  • 保険会社は健全な経営がなされているのか

学資保険のような貯蓄系の保険には、長期運用する金融商品であるという側面があります。なので約20年もの間どのような信用の会社にお金を預けるべきか自己責任で検討する必要があります。

大同生命の学資保険についてのまとめ:学資保険を検討する時は長期的で広い視野をもつべき

大同生命が学資保険の取り扱いを中止したように、今後学資保険を取り扱う保険会社は減っていくかもしれません。

元々大きい保険会社ならば会社の信用という部分では信頼できますが子どもが大きくなるまでともなると、家庭でもどのような変化がおこるかわかりません。

親が死亡したり、保険料が払えなくなったりする可能性もあります。

納得のいく保険契約をするためには解約なども含めた長期的で幅広いシミュレーションが大切になります。

このような観点をふまえた上で、学資保険だけにこだわらず貯蓄・一時払い終身保険・その他の投資なども検討して、資産をある程度分散してリスク分散で貯めていくのがおすすめです。

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