東京海上日動の自動車保険では飛び石事故は等級が下がるの？
目次
東京海上日動の自動車保険で飛び石事故は？
自動車事故の飛び石事故
「自動車保険といえば、東京海上日動」と言われるくらい、自動車保険は東京海上日動の看板商品となっております。
「トータルアシスト自動車保険」というペットネームで東京海上日動の主力商品として位置付けられております。
その売上構成の実に約30％前後も占めており、その重要性は何年も高い地位にあり、東京海上日動としても、自動車保険のシェアを落とすことは最大手のプライドとして拘りがある分野としているみたいなんですね。
そのような状況下でも競争力を保つために、自動車保険のルールや商品内容は毎年見直しがされ、毎年のように改定通知が飛び交っております。
今回はそんな東京海上日動の自動車保険にフォーカスをあて、「飛び石事故」の事故適用はどうなのか？等級が下がるか？事故後の保険料節約方法は？等について気になる部分についてご紹介します。
飛び石事故とは？
東京海上日動での飛び石事故の適用について解説に入る前に、飛び石事故について解説します。
飛び石事故とは、道路上にある砂利や小石が車のタイヤの回転で飛び跳ね、車体を傷つけ、車窓・フロントガラスにヒビなどを発生させてしまう小規模な事故を指します。
ちょっとした車体の傷でしたらあまり気にならないかもしれませんが、ガラスを割ったり、ある拍子に大きな石がぶつかって車体を傷つけてしまった場合、修理費は10万円を越える水準になってしまい、事故としては侮れないです。
自分の想定していた見積もりよりも修理費が高くなってしまうケースで自動車保険の車両保険を使う場合が多いようです。
東京海上日動の自動車保険は飛び石事故も等級は下がるのか？
東京海上日動の自動車保険に加入している場合、飛び石事故で保険を使用すると、残念ながら等級が「1等級ダウン」してしまいます。
つまり、車両保険を用いて車体を修理せざるを得ないというわけです。
2012年までは東京海上日動では飛び石事故で保険を使っても等級が守られる「等級プロテクト」という特約が販売されていたのですが、あまりにも飛び石事故で等級プロテクト特約が使われてしまい、保険会社としての採算の観点から販売を取りやめてしまいました。
また、高齢化やドライバーの減少や無事故車への優遇を強化するために、事故を発生させた保険契約には事故有りの等級制度も適用するようになったので、保険会社としては事故の支払いをあまり多く支払いたくないというマインドが見え隠れします。
他社の自動車保険も飛び石事故では等級下がるのか？
さて、東京海上日動でも飛び石事故では等級が下がってしまいましたが、他社の場合はどうでしょうか？
他の大手損保会社やネット損保の適用状況を見てみましょう。
・三井住友海上火災、損保ジャパン日本興亜、あいおいニッセイ同和：各社ともに、飛び石事故は1等級ダウン
・ソニー損保、チューリッヒ、イーデザイン損保：各社ともに、飛び石事故は1等級ダウン
各社ともに足並みをそろえて、飛び石事故は1等級ダウンとしています。
なぜこうなるかというと、各保険会社ともに自動車保険を設計する際には「損害保険料率機構」が出す料率レートに沿って設計しているからです。
しかも、この料率は各社から寄せられてきている保険金支払い状況や各特約における事故率を元に算出されているのです。
1社だけ事故率が悪くなりそうな商品をリリースしてしまうと結果的に保険料を値上げせねばならない事情があるためです。
それゆえ、保険金の支払いを増やし、事故率が悪化しそうな飛び石事故に対しては各社ともに等級ダウンで採算を合わせようという方針のようです。
また、損保ジャパンは飛び石事故によるガラス修理も対応している自動車保険として、「損保ジャパンの自動車保険は飛び石のガラス修理もしっかり対応！！」の記事でも紹介していますので、チェックしてみてください。
事故発生後の自動車保険料の節約方法
最後に、飛び石事故発生後にもしも保険料が上がってしまった場合、どうすれば保険料を節約できるか解説します。
【事故発生後の保険料節約方法】
・車両保険の免責金額を見直してみる：もし、車両保険の免責金額（事故発生時における事故負担金額）を設定していなかった場合、5万円や10万円といった額に免責金額を設定しなおすと、保険料を数千円ほど削減できる可能性があります。事故時に自己負担金額が発生するのが難点ですが、事故をあまり起こしたことのない人にとっては月々の負担を削減することができるでしょう。
・車両保険の条件「エコノミー型」と「一般型」を見直してみる：補償範囲の広い一般型で車両保険に加入していた場合、エコノミー型での検討も一つです。当て逃げ、転覆・墜落、自転車との接触、単独事故が保険適用外になりますが、保険料を抑えることができます。
・ネット型と大手型で保険料を比較してみる：ネット型保険への見積もり依頼も保険料節約する一つの手段と言えるでしょう。手軽に見積もり依頼できるのが利点であり、条件によっては大手型の損保商品よりも数千円安くなる可能性があります。
このように、飛び石事故では「等級1ダウン」となってしまいますが、東京海上日動のみならず他社でも飛び石は等級ダウンの対象となります。
上述したような事故発生後の節約術を上手く活用して保険料を上手くコントロールしてみましょう。
東京海上日動の自動車保険で飛び石事故に関するまとめ
さて、東京海上日動のみならず、他社の自動車保険でも残念ながら飛び石事故で保険を使ってしまうと等級は1等級ダウンしてしまいます。
過去は等級を守る特約がありましたが、今はなく、2013年以前の契約を最後にもう特約を適用している契約はないといえるでしょう。
等級が1等級ダウンしてしまう試算は、契約している保険会社や保険代理店に言えば計算してもらえるので、万が一の事故の場合は保険適用したらどれだけ保険料が上がるのか把握できます。
また、車両保険の条件変更や保険会社の比較によっても保険料の節約もできるので、事故があったからといって落胆せずに保険料をコントロールできる手法を模索してみましょう。
本稿が飛び石事故でお困りの方のご参考となれば幸いです。
参考：東京海上日動の自動車保険が気になっている方はにおすすめの記事
飛び石事故などで、自動車保険の補償内容や保険会社などについて気になっている方は、こちらの記事もおすすめです。
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他社の飛び石事故対応について気になる方は
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