東京海上日動の車両保険の仕組みとは?

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子供のための貯蓄型学資保険の検討からドル建て保険の存在を知り、様々な保険を勉強してきました。複雑でわかりにくい保険に関する内容を少しでも理解しやすくなるためのブログです。

東京海上日動の車両保険の仕組みとは?

   

東京海上日動の車両保険とは?

車両保険は自動車保険の代表的な補償ですが、意外とどの事故やどんな条件なら保険が下りるのかは細分化されていて分かりにくいと言われています。というのも、保険会社としてはリスクを細分化することによって保険金の支払いをコントロールしたり、補償見直しを行っているからです。今回はそんな自動車保険の中でも東京海上日動の車両保険にスポットを当てて解説します。併せて車両保険の考え方についても触れるので、「そういえば車両保険はどんな条件で加入すればよいのだろうか。」と思っているあなたは必見です。

車両保険の仕組み

まず、東京海上日動の車両保険の解説に入る前に車両保険そのものの解説をします。その名の通り、自動車の車両そのものに起こった事故に対して補償される仕組みになっています。補償内容や補償範囲は保険会社によって異なりますが、基本的な考えは以下の通りとなっています。

【車両保険:事故の類型と補償内容の例】
・自車の単独事故:いわゆる「自爆」と呼ばれる自損事故です。よそ見による事故や電柱や壁にぶつけた事故などが該当します。
・他車との事故:これが一番ポピュラーです。一般的な車対車の事故となります。
・その他(火災・いたずら・爆発等):外からの事故が該当します。地震などの大規模災害による損害は基本的に保険適用外となっています。

一般的には、対象となる事故類型を選ぶ中で、事故範囲を少なくすれば保険料は安くなりますが、対象外の事故は何があっても支払い対象にはならなくなってしまうので注意が必要です。そして、保険会社によって上記の事故範囲をパターン分けして補償類型を定めているのです。

東京海上日動の車両保険の特徴

では、東京海上日動の車両保険についてその補償内容と特徴を解説します。基本補償部分とロードアシストで分けて解説します。

東京海上日動の車両保険は2パターン!

東京海上日動の車両保険は2パターンから構成されています。この2つのうち、いずれかを選ぶか、それとも車両保険そのものに加入しないかで選ぶことができます。具体的な保険料の算出方法は代理店か保険会社に尋ねればわかるので検討される方は問い合わせしてみるのがよいでしょう。

【東京海上日動の車両保険】

自動車保険 東海*2エコノミー車両保険(車対車+A)の場合は、相手方の車(ご契約のお車と所有者が異なる車に限ります。)およびその運転者または所有者が確認されたときに限り補償します。当て逃げで相手方が不明の場合等は補償されません。

*3ご契約のお車が二輪自動車・原動機付自転車の場合は、盗難による損害は補償されません。

引用元:東京海上日動ホームページ(車両保険)

ロードアシスト特約の比較

東京海上日動三井住友海上損保ジャパン日本興亜
レッカー搬送距離180km相当/無制限500km180km相当
緊急宿泊費用/1人あたり1万円1万円1万円
代替交通費/1人あたり5万円・タクシー1万円2万円(自己負担1000円)2万円
車両引き取り費用10万円30万円15万円
レンタカー費用7000円・30日限度7000円・30日限度7000円・30日限度

*各社自動車保険ホームページより筆者作成

東京海上日動と他社との比較をしてみると、東京海上日動では代替交通費が手厚く、レッカーも整備工場がOKを出すという制約があるものの、搬送距離が無制限になる特徴があります。他社の場合、三井住友海上のようにレッカーの搬送距離を初期設定で多めにするか、損保ジャパン日本興亜のように平均的な補償内容に収れんさせるパターンもあります。

東京海上日動の指定工場制度

そして、東京海上日動の車両保険の特徴として指定工場制度が存在します。損害保険サービス部隊と地場の自動車整備工場が連携して、事故発生直後のレッカー搬送から事故修理まで一貫してサポートする制度となっています。この制度を使うメリットは修理費用と自己負担金額を抑えることができるかもしれない点と指定工場によるクオリティの高い修理を受けることができる点です。東京海上日動と指定工場の間では協定が結ばれているので、工場としても今後の修理受注を受けるためにも不正はできない仕組みができているというわけです。たまにあこぎな不正請求を行う整備工場があるので、決まった取引先を決めていないドライバーは事故時に東京海上日動の指定工場を使ってみるのも一つの手段と考えられます。

参考:自動車保険を選ぶときはサービスにも注目を!(東京海上日動ホームページ)

東京海上日動の車両保険の保険料は?

東京海上日動の車両保険の保険料は業界の中でも、一般的には高いと言われています。その分、手厚い代理店からのサービスとロードアシストを受けることができます。比較対象になるネット損保は代理店がないため、代理店に支払う手数料分だけ保険料が下がる傾向があるため、代理店はいらない人にとってはネットでもよいですし、やはりリアルで事故対応までやってもらいたいとなると東京海上日動を選ぶ人が多いようです。(契約条件や車種によって保険料は変わってくるので、実際に代理店や保険会社に問い合わせしてみることをお勧めします。)

最後に:東京海上日動の車両保険に関するまとめ

さて、東京海上日動の車両保険について解説してきましたが、東京海上日動の特徴としてはアフターケアの部分で補償を厚くしているようです。自動車保険を選ぶ際に値段で選んでいる人にとっては東京海上日動よりもネット損保の方がよいかもしれませんが、アフターケアのいざという事故に備えたい人にとっては至れりつくせりの補償内容になっていると言えるでしょう。自分の価値観に合った自動車保険の補償を選んで頂ければ幸いです。

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