ソニー生命の変額保険の評判の裏に隠れた優秀な保険

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ソニー生命の変額保険の評判の裏に隠れた優秀な保険

   

ソニー生命の変額保険の評判

ソニー生命で取り扱っている変額保険(バリアブルライフ)は非常に評判が良く、多くのサイトでもおすすめの保険の1つとして挙げられています。

ソニー生命の変額保険には、保険期間が一生涯の「終身タイプ」と一定期間の「有期タイプ」がありますが、評判が高いのは「終身タイプ」であり、かつ「オプションA」を選択したケースです。

ソニー生命の代理店が多いからなのか、ソニー生命の利害関係者がネット上に多く存在しているからなのか、終身保険に関してはソニー生命の変額保険が一択というような風潮も見られますが、その高い評判の裏には、あまりスポットライトが当たっていませんが、非常に優秀な終身保険が他社に1つだけ存在しています。

それは、オリックス生命の死亡保障付医療保険「リリーフダブル」という商品です。

今回は、ソニー生命の変額保険について簡単に触れ、それを踏まえてオリックス生命のリリーフダブルの商品性について解説してみたいと思います。

ソニー生命の変額保険の特徴

ソニー生命の変額保険は、「終身タイプ」と「有期タイプ」があり、支払う保険料を「8つ」の特別勘定で「運用」を行い、保険金額を増やしていくことを目的とした商品性となっています。

変額保険の特徴としては、死亡保険金が最低保証されているため、万が一運用がうまくいかず、マイナス運用となってしまったとしても、保障が減ることはなく、必ず最低保証分の死亡保障を確保することができます。

運用がうまくいけば良し、うまくいかなくとも保険金は保証、どっちに転んだとしても安心できる、ということが評判の理由の1つです。

しかし、運用がうまくいかなったった場合においては、その分「積立金」がマイナスになっている事実に変わりはないため、解約返戻金はそのマイナス分少なくなってしまっていることには注意が必要です。

解約せずにそのまま保険として持ち続ける、という目的であれば、決して損をすることがないというわけです。

有期型について

ソニー生命の変額保険(有期型)については、保険期間が一定期間となっているため、満期が到来した段階で満期保険金が支払われて終了となります。

この満期保険金は、保険期間中の運用実績によって変動しており、かつ最低保証がありません。

満期時の運用実績次第では、大きくプラスされた満期保険金が受け取ることができる可能性がある一方、大きく損失が生じてしまうリスクもあります。

終身型とは異なり、保険期間は期間限定のため、満期時に損益が強制確定されてしまう、というのがデメリットであり、終身型よりもリスクが高いと言えます。

そのため、終身型ほど有期型は人気がないようです。

オプションAとオプションB

ソニー生命の変額保険は、終身型・有期型どちらも、オプションA・オプションBどちらかを選択することになります。

オプションAに関しては、積立機能重視となっており、運用がうまくいき変動保険金額が増えた場合、「年2回」自由に減額することができます。

一方、オプションBに関しては、保障機能重視となっており、オプションAのように保険期間中に変動保険金額がプラスになったとしても、減額することはできません。

運用によって増えた分を減額することで、その分の積立金を解約返戻金として自由に受け取ることができる、これがソニー生命の変額保険の評判が良い理由です。

運用という、どうなるかわからない不確定なものに対して、増えればその分の受け取ることができる、減っても保障は最低保証、良いことづくめです。

ソニー生命の変額保険の保険料について

契約年齢:30歳男性 保険金額:500万円 保険料払込期間:60歳 の条件で、終身タイプ・有期タイプをそれぞれ試算を行うと、保険料は以下の通りです。

終身タイプ:月10,855円 有期タイプ:月10,980円

30年間で支払う保険料累計は、それぞれ「3,907,800円」「3,952,800円」となりますので、400万円以下の保険料で、500万円の保障を買うことができます。

ソニー生命の変額保険が優れている点のまとめ

・運用益を自由に引き出すことができる(変動保険金を減額)

・死亡保障は運用成績問わず最低保証(運用がうまくいけば増額)

以上がソニー生命の変額保険(バリアブルライフ)の評判たる所以です。

オリックス生命のリリーフダブルについて

一方、私が個人的にお勧めしたい優秀な終身保険であるオリックス生命のリリーフダブルについてお話したいと思います。

オリックス生命の死亡保障付医療保険リリーフダブルは、一生涯の死亡保障を確保しながら同時に医療保障も確保することができる商品性となっています。

一般的に、終身保険は解約返戻金が必ず発生するため、貯まる分保険料が割高になる傾向にあります。

しかしこのリリーフダブルという商品は、終身保険にもかかわらず「解約返戻金がない」仕組みをとっている唯一の商品であり、非常に割安な保険料で、死亡保障と医療保障をダブルで兼ねることができます。

なぜソニー生命の変額保険との対比でこの商品を挙げたかといいますと、「最低保証分の死亡保障を残す」という前提であれば、解約する必要がない、つまり「解約返戻金を必要としない」ことになります。

解約返戻金がない分保険料も割安になるため、医療保障がリリーフダブルに付いている分、お得だろうという考えに基づきます。

リリーフダブルの保険料

死亡保障500万円の条件ですと、医療保障は「入院日額10,000円 手術給付20万円 先進医療保障2,000万円 七大生活習慣病入院120日(他の疾病は60日)」という保障が付きます。

この条件で、30歳男性・一生涯保障・60歳払いだと、保険料は「月12,346円」となります。

ソニー生命の変額保険(終身型)の場合、月10,855円でしたが、リリーフダブルには医療保障が付いています。

その差「月1,491円」ですが、月たった1,491円で入院日額10,000円の医療保険に加入できると考えると、このリリーフダブルが優れていることがわかります。

保険料累計4,444,560円で、500万円の一生涯の死亡保障と医療保障を確保できる商品となります。

ソニー生命の変額保険とオリックス生命のリリーフダブルの相違点

オリックス生命のリリーフダブルは、ソニー生命の変額保険のように変動するわけでもなく、運用を自己の責任で行っていくわけではありません。

運用益を引き出すといったことはリリーフダブルにはできませんが、その分医療保障が付いている点をどう判断するかです。

また、よく言われる「インフレ対策」としてはリリーフダブルは弱いかもしれません。(そもそも生命保険でインフレ対策することに対しては疑問ですが。)

どちらも良い商品性ですが、一概に「終身保険=ソニー生命の変額保険」と考えるのではなく、個々の判断基準によって決めてみてもよいのではないでしょうか。

ソニー生命の変額保険の評判の裏に隠れた優秀な保険のまとめ

生命保険の商品性を自己の価値観のみで優劣をつけ、それを第三者にも勧めてしまうことは非常にリスクであると考えます。

人にはそれぞれの価値観・考え方があり、価値の大小も人それぞれに判断基準が異なります。

ソニー生命の変額保険という選択肢以外にも、あまり知られていない優秀な商品性があることを知っていただき、ぜひ様々な観点で比較をしたうえで、自分にとってベストな保険に出会うきっかけになればと思います。

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