新型コロナウィルスで為替変動激化!そんな時にドル建て保険はどうする?

ほけんケア~ドル建て保険も理解できた!保険について本気出して勉強した主婦のブログ

子供のための貯蓄型学資保険の検討からドル建て保険の存在を知り、様々な保険を勉強してきました。複雑でわかりにくい保険に関する内容を少しでも理解しやすくなるためのブログです。

新型コロナウィルスで為替変動激化!そんな時にドル建て保険はどうする?

   

コロナショックでドル建て保険は何に入ればいいの?

新型コロナウィルスは中国から始まり、世界各国で感染者数が毎日のように増えている状況で、為替変動も激化し、ドル安・円高やドル高・円安の状態に乱高下が続いています。

それに伴って、アメリカも日本も株価が過去最大級の下げ幅でジェットコースター並みといわれています。

株価は下がればその分、買い時とは言われます。(保有している方からすれば絶叫に感じますが、余剰金で株を嗜む分にはいつか株価が戻った時まで保有していれば問題ないです。)

こんな為替変動が激しい中、それでもなお、ドル建て保険に加入する場合はどんな保険がいいのでしょうか?

今回は新型コロナウィルスによる経済ショックであるコロナショックが為替に与えた影響を考えながら、『あえて、今、加入するならば』という条件付きでおすすめのドル建て保険について解説していきたいと思います。

為替変動が激しい時にドル建て保険はどうなの?

為替変動が激しい時には、円安で買ったドルが解約する時には円高になっていれば、大化けするくらいの金額になっていることもあるでしょう。

しかし、反面非常に乱高下が激しい状況で、もしもこれから今後、円高にならずに円安がずっと続いていたら…、ドル建て保険を解約する時期を見誤ってしまいます。

特に外貨建て保険は、いつかは解約する保険という認識であると思いますし、もしも終身保険として加入していて万が一の事があったなら、円安の状態ではすぐに換金するのが判断が難しく手元に円として用意することができなくなってしまう家族は非常につらいものがあると思います。

個人的には、今のような状況は、博打に近いくらいの不安要素が残るため、外貨建て保険はお勧めできません。

ただ、保険会社に勤める人が保険のプロはこういう時に外貨建て保険に加入する場合は最低保証利率があるものに加入するよと教えてくれました。

そんな最低保証利率がある外貨建て保険にはどんな利点があるのでしょうか?

保険のプロは最低保証利率がある外貨建て保険を選んでいる?

一般的にドル建て保険はアメリカやオーストラリアの国債で運用していますが、この国債の金利が「コロナショック」の影響で急低下しています。

その影響で、多くのドル建て保険は、利率の見直しや外貨建て保険の一部販売を停止するなど市場の混乱が起きています。

そんな最低保証を設定している数少ない保険商品がメットライフ生命の「ドルスマート」やマニュライフ生命の「こだわり外貨終身」です。

ドルスマートの最低保証利率は3%

ドルスマートの最低保証利率は、3%になっており、この最低保証利率というのは、この利率までは保険会社が保証しますというものです。

コロナショックが始まった3月、日本生命は一部の外貨建て保険の販売を停止しました。

日本生命の場合、商品によっては積立利率が0.30%などもであったりと、非常に低い水準でした。

そこにきてアメリカ国債の金利が変動してまともな利率を用意することができなくなったのでしょう。

またソニー生命は2020年4月以降の積立利率を2.00%(2013年5月1日以前の契約)と1.65%(2013年6月1日以降の契約)にすると発表がありました。

そう考えると大体為替レートは各社の設定があるとは言え、そこまで大きく変わらないことを考えれば、最低保証利率がある方がこの時期にドル建て保険に加入するには最もベストなものなのだと判断できます。

こだわり外貨終身の最低保証利率は1.5%だが、非喫煙者割引がある

また同様に最低保証利率を導入しているマニュライフ生命では、最低保証利率自体はドルスマートより若干、低い水準である1.5%ですが、非喫煙者(ノンスモーカー)であると保険料の割引が適用になる面白いものがあります。

現在は、2%であるソニー生命もいつ、積立利率を見直すか分かりません。

これからピークを迎えるであろうコロナショックでは、低い水準でも最低保証利率のある外貨建て保険が何かと安心です。

今は、ドル建て保険を含む外貨建て保険を契約・解約するべきではない

加入した時よりも円高になっている方は、解約しても構わないと思います。

2020年3月16日の円相場は107円前後ですので、

加入した時が80円台などで加入している場合は107円は円高の状態にあるので仮に当時、80円台で1万ドル分を保有していたとしたら、

80万円ほどで1万ドルにしているので、現在解約すれば、107万円ほどになるからです。

しかし、2015年上半期は、大体、120円前後ですので、加入した時期に応じて解約することを検討しましょう。(一時払いドル建て終身保険に限る)

コロナショック中の外貨建て保険の契約

それでは、外貨建て保険を契約する場合はどうでしょう。

今はまだ、107円台を推移しており、過去のリーマンショックの時のような80円台は記録していません。

しかし、リーマンショック時も半年ほどかけて、105円台から80円台に変わっていきました。

今の現状で、外貨建て保険を加入するのはリスクがあるとだけ言っておきます。

ただ、ハイリスクハイリターンであることは確かであり、もしかしたら安倍総理の政策でコロナウィルスを完全に終息させ、オリンピック大成功!などで好景気が戻ってきて、円高に推移していくかもしれません。

どちらにしろ、現在は日本生命やアクサ生命等も外貨建て保険の販売を停止している保険会社が増えています。

メットライフ生命のドルスマートやマニュライフ生命のこだわり外貨終身のような最低保証利率のある外貨建て保険もいつ販売停止になるかわかりませんので、検討中の方がいましたら、今のうちですよ。

コロナショックによる為替変動激化についてのまとめ

まだまだWHOによるパンデミック宣言により先行き不透明な状態が続く、新型コロナウィルスですが、2020年東京オリンピックも延期する可能性が出てきました。

今後、日本経済だけでなく、世界恐慌並みの不況が訪れるのでは?という見方もあります。

私の希望的観測を言えば、東京オリンピックは2年後の2022年に、冬季オリンピックである北京大会と同年開催し、2025年の大阪万博をピークに好景気になってもらいたいものです。

冬季オリンピックは北京ということもあり、アジア圏で行われることで新型コロナウィルスに打ち勝ったという象徴のオリンピックイヤーになるでしょう。

世界的にも各国が思い入れの深いオリンピックになることは考えられます。

近日、オリンピックは4年に一度の儀式という点で2020年以外に開催は考えられないという意見もありますが、やはり日本がこのまま不況に陥ること防ぐためにはオリンピックの2020年強行開催ではなく、延期が最もベターな選択なのではないかと思います。

日本経済に何かあった時に強いドル建て保険ですが、世界全体が経済に打撃を受けている現在は少々、難しい商品といえるでしょう。

今回のような新型ウィルスの世界的大流行はなかなか予想が難しく、為替においてドルも円も乱高下中です。

この状況で、外貨建て保険に加入する場合は慎重に…とだけアドバイスしておきます。

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