住友生命のがん長期サポート特約は、こう使う

ほけんケア~ドル建て保険も理解できた!保険について本気出して勉強した主婦のブログ

子供のための貯蓄型学資保険の検討からドル建て保険の存在を知り、様々な保険を勉強してきました。複雑でわかりにくい保険に関する内容を少しでも理解しやすくなるためのブログです。

住友生命のがん長期サポート特約は、こう使う

   

住友生命のがん長期サポート特約は無料

医療保険にたくさんの特約がある中で、無料だから忘れがちで説明もされていないようなひっそりした特約があります。がん長期サポート特約って、一体何だろう?証券をみたら載っていたけれど、説明受けていないような気がする・・・。そんな方のためにお答えします。

 

住友生命 がん長期サポート特約


がんで所定の状態と診断されたとき、死亡保険金の全部または一部を前払請求できる特約です。

がんで公的医療保険の対象となる一連の治療を受けたが効果がなく、「治癒も病状の好転も見込めない」と医師によって診断されたとき、死亡保険金の全部または一部を前払請求することにより、経済的な負担を軽減することができます。
健康状態に関わらず、保険料無料で(中途)付加できます。

 

では、どのようなケースでこの特約が有効に使えるのでしょうか。

ケース①高額な治療費を請求される医療に直面した時

私の知人で、ご兄弟をがんで亡くされた方がいらっしゃいます。その方は闘病生活を続けておられましたが、若くしてこの世を去りました。大学病院で治療を受けていましたが、お医者さんからこう言われたそうです。「○百万円、○千万円の薬があるが、保険適用外です。それを使えば治るかもしれない。もしくは延命できるかもしれない」あなたなら、自分の大切な家族がこのような状況になった時、どうしますか?

 

健康保険適用外なので、もちろん高額療養費の対象にもならない。そして厚生労働省が定めた無数にある先進医療にも指定されていない。そんな薬が、そんな治療が世の中には存在します。それで治るかどうかなんて、わからない。でも可能性はあると言われたら・・・その知人は、お父様が退職金を前借りして治療費を支払われたそうです。そんな時にこの特約があれば、治療費の工面ができますね。

ケース②終末期医療を支える

長い闘病生活の末、もう先が長くないと告げられる。そして、痛みを緩和し、生活の質=QOLを高めるための治療へとシフトしていく。それが終末期医療です。

 

大半の方が、亡くなる時には何らかの場所にて終末期医療を受けています。例えば病院だったら、最期ぐらい気を遣わずに過ごせる個室がいいと思うでしょう。ゆっくりさせてあげたい。綺麗な部屋で落ち着いた環境の中で、家族や大切な人との時間を過ごしたい。そう願うのが人の心だと思います。

 

もちろん健康保険の対象になりますが、そういった終末期は2か月前後あると言われていますので金額も大きくなるのが現実です。そんな時にこの特約があれば、お金の事を気にせずに安らかに時を過ごせそうですよね。

ケース③最期の元気な時間をとびきり贅沢に過ごす

もう治らないのなら、大切な家族と素敵な思い出を作りたい。そう願う患者さんも多いと思います。そしてご家族も、それを願うでしょう。少しでも体が元気なうちに、ずっと行きたかったあの場所に旅行に行きたい。思い出のレストランで食事をしたい。そんなささやかな願いも、治療に疲弊してお金もなければ家族の負担は相当なものになります。心から楽しむ余裕をもつために、この特約を使えたら安心ですよね。

 

または終末期を過ごす場所第1位の病院に次いで第2位が、自宅です。国の財政や医療政策が「施設から在宅へ」という流れになっていることもありますが、多くの方が自宅でのケアを希望されることも事実です。自宅を過ごしやすくするためにリフォームして、必要なものを揃えて迎えるにもお金がかかりますから、その補助的なものとしてこの特約を使えたら安心ですよね。

住友生命のがん長期サポート特約まとめ

通常、生命保険や医療保険においては、健康保険適用の前提で不足分を補う考え方で金額を決めていきます。しかしがん治療においては、まだまだ高額な医療も存在し、お金がある一部の人にしか受けられない現実もあります。その治療に望みをかけて受けてみたい、そう思った時に後押ししてくれる、そんな特約でもあります。本人も家族も、疲弊した中でお金がないとなると本当に辛いです。治療を選べて専念できると安心できますよね。

 

あるいは家族と穏やかに過ごしたいと願う方。終末期医療のために使いたい方。あとわずか家族と過ごせる、そのひと時もサポートしてくれる、そんな心強い特約なんです。

住友生命を契約中の方でこの特約に入っていないという方がいらっしゃいましたら、是非、中途でも付加してみてはいかがでしょうか。

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