日本生命解約のベストなタイミングと注意点!実際の失敗談から学んだ「解約返戻金」と「契約者貸付」について

ほけんケア~ドル建て保険も理解できた!保険について本気出して勉強した主婦のブログ

子供のための貯蓄型学資保険の検討からドル建て保険の存在を知り、様々な保険を勉強してきました。複雑でわかりにくい保険に関する内容を少しでも理解しやすくなるためのブログです。

日本生命解約のベストなタイミングと注意点!実際の失敗談から学んだ「解約返戻金」と「契約者貸付」について

   

日本生命の保険解約のタイミングを間違えた話

我が家は日本生命に勤めている叔母が居た縁で、家族全員が彼女の勧めた保険に入っていました。自営をしていた両親の法人契約保険、また個人年金など貯蓄系保険と、子どもも含めた家族全員の医療保険がすべて日本生命だったのです。

ある日、店の資金繰りに困った両親は、子どもの医療保険だけ残して残り全ての保険を解約することにしました。

資金の準備に急を要していたことと、保険の知識もなく保険料がとにかく煩わしい状況だったそうで、自分達(親世代)の分は個人年金保険も含む全てを解約という事になったとの事。

さらにニッセイの営業職をしていた叔母には、自営業の不振を心配させたくなかったので、相談せず黙って解約する事になりました。やはり少し気まずい気持ちもあったのかもしれません。

しかし、後にこれは大きな間違いであった事が解るのです。

【解約のタイミング】保険の解約返戻金を確認しよう。

保険商品には解約返戻金という、お金がたまる仕組みがあります。一般的に契約を解約したときにもどってくるお金のことです。

基本的な仕組みとして終身保険は解約返戻金が減る事はありませんが、定期保険は契約満了までに山を描くように増減するという特徴があります。

最近は低金利のため、あらかじめ解約返戻金を無くしたり低く設定しているなど多様な商品もできてきました。

保険を契約する時・見直す時・解約する時は、この増減を保険会社に問い合わせるのが重要です。

私の両親は保険を解約することで保険料の支払いを免れ、さらにたくさんの解約返戻金を得て経済的な危機を脱することができました。叔母に言われるがまま入っていた保険が思いのほか手厚い貯蓄保険だったらしく、経営不振を補うのに十分だったのだのだとか。

すっかり安定した経営を取り戻してから、お礼をかねて叔母に解約の件を報告すると、叔母は驚いて時期を選べば、支払った保険料よりももっとたくさん返ってくる商品もあった事、さらに保険というのは、解約しなくても保険料を待ってもらったり資金を引き出す方法があるのだという事をおしえてくれたのです。

【解約する前に契約者貸付】お金がない時の保険活用法

一般的に日本の大手保険会社で、解約返戻金のある保険を契約した人は、契約者貸付という制度を利用することができます。

日本生命相互会社|契約者貸付利用案内

これは解約返戻金を担保に、一定の範囲内(ほとんどの場合8割ほど)で保険会社が契約者にお金を貸し付ける制度です。

手数料や貸付金利が発生する上、解約返戻金の範囲を超過した状態で返済できなくなると、結局保険契約は失効するので、通常は契約者に損な制度です。

しかし両親のケースでは、緊急にお金が必要で一定の時期を乗り越えれば返済は可能でした。実際同時期に借り入れた金利15%の銀行ローンは返済出来ていたのです。

しかも日本生命の契約者貸付なら金利は3%(※会社や契約ににより金利は変わります)でした。叔母にいわせると、本当にお金に困った時は健康で若いな子供の保険こそ優先して解約を検討し、高齢で病気リスクの高い大人の保険は慎重になるべきとの事でした。

返済できるケースなら、契約者貸し付けは保険を維持したまま、審査なし低金利でまとまた資金を準備出来る制度なのです。

日本生命の解約のタイミングは目的観で変わってくる

確かに両親は持病もあるため、割高な保険にしか入れない状況となりました。一方保険を残してもらっていた私は数年後にその保険を見直して、より安くて保障もよい保険に乗り換えることもできました。

保険解約の際の確認すべき注意ポイントをまとめると、

  1. 将来自分は必要な保険に入れるのか
  2. 解約によって何がしたいのか、その目的
  3. 定期保険の場合は解約返戻金が一番高い時期はいつか
  4. 解約時期また将来に解約返戻金がいくらになるのか
  5. 契約者貸付や一部解約などより有利で得になる方法がないか

となります。この5つを考慮しつつ、解約する目的が適切に達せられるかを冷静に考えるべきでしょう。

日本生命の更新時などに、保険を見直すべきかどうかを判断するポイントについては、「日本生命の更新で保険を見直すべきかの判断ポイントは?」の記事でも詳しく解説していますので、チェックしてみてください。

まとめ:日本生命を解約する時はタイミングによって損得がある

保険会社は契約者から解約の申し出があっただけでは、たとえそれが損になるような解約であってもわざわざ注意喚起や保険活用のアドバイスはしてくれません。

とにかく保険会社が気に入らないから解約するという人や、別の会社の営業担当が気にいったから変えたいという人もいるからです。

解約のタイミングを考えるときは、最寄りのファイナンシャルプランナーなどに解約の目的を伝えてアドバイスをもらうのがおすすめです。

参考:日本生命の解約を検討されている方におすすめの記事

今現在、日本生命の保険を解約することを検討されている方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

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