ジブラルタ生命の一時払米ドル建終身保険は本当にオススメ?
目次
そもそも、なぜジブラルタ生命の一時払米ドル建終身保険は、日本円ではなく米ドルなのか?
最近、生命保険の営業マンから外貨建ての生命保険を勧められるケースが増えています。
なぜ外貨建てが増えているかというと、元を辿ると生命保険会社の運用は、将来の保険金の支払いの責任を果たすため、主に安全性の高い公社債を使って行われていることが関係しています。
しかし皆さんご存知の通り、日本では現在マイナス金利政策が取られているので、国内での金利が非常に低い状態が続いています。
その中では、生命保険会社の終身保険など、貯蓄性がある生命保険は存続が難しくなっていているため、日本より利回りの良いアメリカやオーストラリアへ着目をして、2017年4月から多くの保険会社が米ドル建て、もしくは豪ドル建ての生命保険の販売に力を入れています。
その中でもジブラルタ生命は、古くから外貨建ての生命保険を取り扱っています。
米ドル建て保険のランキングについては、「【永久保存版!】米ドル建て保険ランキング【2017年度】」の記事も参考にしてみてください。
ジブラルタ生命の一時払米ドル建終身保険は、保障付き定期預金のような生命保険
まず第一の特徴は、支払った保険料額より大きな保障がすぐに確保できることです。
例えば、60歳の男性が69,477米ドル(約760万円)を支払った時に、死亡保障が100,000米ドル(約1,100万円)と、保険料の約1.4倍の死亡保障が確保できます。
もちろんこの倍率は年齢が若いときのほうが高くなります。
また二つ目の特徴は、解約した時に戻ってくる解約返戻金が、加入当初は元本割れしてしまいますが、徐々に徐々に増えていって、上記の60歳の男性のケースだと、5年毎に4,000~5,000米ドル(約44~55万円)増えていきます。
そのため、加入当初は元本割れしてしまうものの、保証付き定期預金のような生命保険として使うことができます。
ジブラルタ生命の一時払米ドル建終身保険はどのような人にオススメか?
手元に余っている資金があり、また保障が必要な人にはオススメできる生命保険です。
一括でお金を支払ってしまうことで、月々の保険料コストも抑えることもでき、何事もなく無事に過ごせたときには、解約をすることで銀行預金へ預けていたときよりお金が増えて戻ってきます。
また、夫婦で先に夫が亡くなってしまった時の妻の生活資金の準備など、残された家族へ向けてお金を残す際には、死亡保障の相続税の非課税枠(相続人×500万円)も助けになり、家族へお金を有効に残すことができます。
逆に、ジブラルタ生命の一時払米ドル建終身保険をオススメできない人は?
手元の資金に余裕がない人、投資信託や株式を使ってよりリスクを取った運用をしたい人へはオススメできません。
手元の資金に余裕がない人は、通常の米ドル建終身保険を選び、少しずつお金を積み立てていくことをオススメします。
また、よりハイリターンを狙いたい人は、少ない保険料で大きな保障が確保できる掛け捨ての定期保険が向いているでしょう。
掛け捨て定期保険は一見投資の性質とは離れているようですが、いざというときの期待リターン(=保険金)という見方をすると、一時払米ドル建終身保険のような貯蓄性のある生命保険と比較してリターンが高くなります。
ジブラルタ生命の一時払米ドル建て終身保険のまとめ
手元のお金に余裕があり、保障も確保したい人には有効な生命保険です。
しかし手元のお金に余裕がない人や、投資信託や株式の運用ができる人へはおすすめできません。
特に最近では確定拠出年金やNISAといった有効な資産運用の制度があるので、個人的にもあまりおすすめはできません。
現在の資産状況や今後の資産運用計画によっては、一考の余地のある生命保険かと思います。
参考:ジブラルタ生命の一時払いドル建て終身保険が気になる方におすすめの記事
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