メットライフ生命の終身保険「つづけトク終身保険」の低解約返戻金型とは?オススメな人や注意点

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子供のための貯蓄型学資保険の検討からドル建て保険の存在を知り、様々な保険を勉強してきました。複雑でわかりにくい保険に関する内容を少しでも理解しやすくなるためのブログです。

メットライフ生命の終身保険「つづけトク終身保険」の低解約返戻金型とは?オススメな人や注意点

   

メットライフ生命の終身保険を検証!低解約返戻金型とは?

よく「保険はわかりにくいので内容を教えてほしい」とご相談いただく事があります。

ただ解説すると「あーそういう事なのね」とご理解いただけるケースがほとんどです。ポイントとなるキーワードさえ解ればそれほど難しいことはありません。

今回ご紹介したいのはメットライフ生命の「つづけトク終身保険」です。この保険は終身保険、積立利率、低解約返戻金型、三大疾病保険料払込免除などのキーワードがありますので一つずつ見ていきましょう。

つづけトク終身保険とは?

メットライフ生命の終身保険(低解約返戻金型)の「つづけトク終身」はこれからの章でお伝えする特徴を兼ね備えた保険なので理解もしやすくなるかと思います。

保険料を払い込んでいる間に解約する場合は解約返戻金が低く設定されており、保険料を払い終わった後に解約する場合は戻ってくる率が高くなります。しかし今はこれだけ低金利が長く続いているので運用実績によっては払った保険料より少ない解約返戻金しか戻らないケースもあります。掛捨てではないですが保障がある分少し減って戻ってくるイメージですね。

いくらかの貯蓄を兼ねながら死亡保険にも加入できるという側面から「死亡保障も必要だし、掛捨てはちょっと・・・」と言う人にオススメの保険になります。以下が保険料と解約返戻金の例になります。

つづけトク終身保険:保険料例

30歳 男性 保険期間:終身 保険料払込期間:60歳 積立利率が0.60%の場合

保険料は14,830円/月になります。60歳までに5,338,800円を払う計算になります。

そして60歳の払込みが終わった時の解約返戻金が4,570,000円ですので返戻率で85.6%です。

つづけトク終身の個人的見解:オススメな人、注意点

メットライフ生命の低解約返戻金型終身保険であるつづけトク終身は最近では運用実績がやや低い傾向にあるため、功利的な運用は望めないかもしれません。

しかし、毎月保険料が引き落とされるということで貯金が苦手な人で死亡保障にはできるだけ掛け捨てではない保険で備えたいという人にはピッタリな保険になっています。

ただ注意する点としては途中で解約する場合は払い込んだ額よりも低くなってしまうため、純粋な貯金というよりも掛け捨てではない死亡保障に備えるという認識でいた方が良いでしょう。

また、そのためにも無理のない範囲で保険料を決めることが大事です。

つづけトク終身をよく理解するために1:終身保険とは?

保険には保険期間があり、契約の終了の期限が決まっている保険を「定期保険」と言います。終身保険とは契約の終了の期限が決まっていない保険の事で、生きている限り生涯保障が続きます。

人はいつ亡くなるかわかりませんので、いつ必要になるかわからないお葬式代などの準備に向いている保険と言えます。

そして終身保険のもう一つの活用方法が将来の為にお金を貯める事ができる機能があります。払った保険料は内部的に積み立てられていきますので、貯まったところで一部や全部を解約して解約返戻金を受け取ることができるのです。

現在は長く続く低金利の影響で支払った保険料よりも少ない金額しか戻らない事が多いですが、掛捨ての保険よりは全然良いですよね。

つづけトク終身をよく理解するために2:積立利率とは?

このつづけトク終身保険は内部的に積み立てられているお金をメットライフ生命が運用し、その運用利率によって利子が付く仕組みになっています。

契約当初から10年間は年0.6%と決まっていますが、その後10年ごとに利率が見直されていきます。運用実績が良ければ年1%や2%なんて事もあるかもしれませんし、払った保険料以上の返戻金になる可能性もあります。

安心なのはどんなに実績が悪くても年0.6%は最低保証されているのでこれより悪くなることはないんですね。(現在の銀行の預金利率をみても、普通預金なら0.01%~、定期預金でも良くて0.1%~などですから利率だけで見たらとてもよく感じますよね。)

つづけトク終身をよく理解するために3:低解約返戻金型とは?

あまり聞きなれない言葉かもしれませんが内容は単純で、一般的な終身保険よりも「保険料を支払っている間の解約返戻金が低く設定されている終身保険」という意味になります。

保険料を払っている間に解約するとちょっと損ですよってことなので早い段階ではやめない前提で加入する保険と言えます。でもそのデメリットがある分、一般的な終身保険よりも月々の支払保険料が割安に設定されているので、保険料に対する返戻金の返戻率はいい保険です。

純粋な死亡保険として考えるなら(死亡するまで解約はしない)保険料の払込期間を長く設定した方が月払い保険料は安く抑えられますし、いつか解約して返戻金を受け取りたい(貯蓄目的で加入)と考えるなら払込期間はお金が必要になる前までに設定した方がいいという事になります。

つづけトク終身をよく理解するために4:三大疾病保険料払込免除とは?

最後に払込免除の特約についてです。この特約を付けると三大疾病(悪性新生物・心疾患・脳血管疾患)で所定の状態に該当した場合、以後の保険料の払い込みが免除されるというものです。所定の状態は病気によって違いますのでまとめてみました。

悪性新生物(がん)・・・責任開始時の属する日からその日を含めて91日目以後に、責任開始時前後を通じて初めて悪性新生物に罹患したと医師によって診断確定されたとき。上皮内新生物は対象外

心疾患・脳血管疾患・・・責任開始時以後に発病した心疾患や脳血管疾患の治療を目的として、継続20日以上入院されたとき。

これらの生活習慣病を心配している方は多いと思いますし、いざこのような病気を患うと金銭的な負担も大きく、保険料の支払いが困難になる可能性もありますので支払いが免除になれば助かりますよね。

メットライフ生命の低解約返戻金型終身保険に関するまとめ

一つ一つ見ていけば難しいことはなかったですよね?

最近は金利が悪くなって貯蓄性のある保険はあまりいい評価を受けていない事が多いですが、考え方によっては有効活用ができる保険だと思います。

終身保険を検討する機会があればメットライフ生命の低解約返戻金型を検討してみてはいかがでしょうか?

ご参考にしてみてください。

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