三井住友銀行の圧倒的に多い保険ラインナップ!評判はまずまずだが副業感が否めない
目次
三井住友銀行は保険販売で何を目指すのか
メガバンクである三井住友銀行は非常に多くの保険商品を取り扱っています。
近年では、金融機関の窓口での保険販売が活発になっていますが、その波に乗り三井住友銀行は何を目指し、何を求めているのか。
更に、私たちが『三井住友銀行で保険に加入する』という選択肢が増えていくのか、をお伝えしていきます。
三井住友銀行の取扱う売れ筋生命保険
取り扱い保険会社名 | 取り扱い保険商品名 |
---|---|
三井住友海上あいおい生命 | ブライドメディカル |
ブライトインカム | |
アフラック | EVER |
やさしいEVER | |
がん保険f(フォルテ) | |
オリックス生命 | CURE |
ファインセーブ | |
住友生命 | 充実みらい(円建て) |
三井生命 | ドリームフライト(外貨建) |
プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命 | 米国ドル建終身保険PG(米ドル建) |
三井住友銀行の保険事情
三井住友銀行の窓口販売での保険商品はメガバンク内で一番取り扱い商品が多いようです。
一時払い系の相続・資産形成商品もシェア率は高いですが、医療保険の取り扱いは常時5社以上取り扱っています。
三井住友銀行ならではと言えるのは財閥系2社の母体が合併してできていることです。
住友銀行と三井銀行と都市銀行や地方銀行の合併でできたのが三井住友銀行のため、三井住友海上あいおい生命の取り扱い商品が多いと言えます。
ライバルである三菱東京UFJ銀行は保険業には消極的なようで、三井住友銀行の半分ほどしか取り扱い商品がありません。
三井住友銀行の目指すべきものと課題は保険でわかる
三井住友銀行は急速な高齢化にリスクを感じており、顧客の若返りを目指しているようです。
そこで医療保険など相続や資産形成以外の医療保険にも力を入れているということがわかります。
資産形成は外貨で攻めない三井住友銀行
本業が銀行ということもあり、資産形成は投資信託とファンドラップを組合わせた本業の商品提案に注力しているようです。
国内では三井生命の『ドリームフライト』が指定通貨制の米ドル・豪ドルにて外貨建が可能です。
そのほかには外資系のプルデンシャル・ジブラルタルの終身保険『米国ドル建終身保険PG』やメットライフなどの商品もありますが、三井住友銀行自体に多くの外貨商品があるため、積極的とは言えません。
三井住友銀行が止められない顧客の高齢化
そんな若年層の顧客を掴むべく、保険などでの『トライ』を多くしており、窓口販売の担当者へのトレーニングなども頻度を増やしているようです。
しかし、その中で銀行は『銀行』という枠から抜けることができないため、若年層の顧客化は難航し保険商品も相続対策や資産形成商品が売れています。
15時までに働き盛りが窓口に行けない
若年層の顧客化を目指した三井住友銀行ですが、保険に関しても、銀行としての業務であっても若年層とはどんどん壁と距離が出てきています。
そもそも働き盛りの年齢層が『平日の15時までに保険の話を聞きに行こう』とならないからです。
これは保険会社にも共通することで、代理店も土日営業をしている会社がほとんどです。
保険の代理店をしている方も、商談で銀行とバッティング(相見積もり)になることは、ほぼないと言い切ります。
メガバンクの三井住友銀行が小規模の保険代理店に勝てない理由
保険の代理店経営をしている方は、保険の代理店は土日でもやっているところが多く、お客さんと外で食事をしながら、コーヒーを飲みながら商談をすることができ、人間関係を構築するチャンスが多いと言います。
売れている営業マンは朝のブレックファーストミーティングのように、商談に出かけて行ったり、夜には深酒対策をして出かけて行く。そんな代理店の営業マンは比較的若い客層からの契約も多いとのことです。
そのようなお客さんに合わせて営業をするというスタンスは、確かに銀行ではできないので保険の代理店は生き残れているのかもしれません。
メガバンクの三井住友銀行がセレクトする保険の評判・評価
結果として、三井住友銀行は営業時間などの兼ね合いもあり時間に余裕ができた年齢層に保険の提案も好評のようです。
確かに、『メガバンクが販売している保険商品ならば間違いないだろう』という絶大な信用がありますし、何よりメガバンクの教育体制やトレーニングカリキュラムも充実しているため、保険の知識もある程度あり言葉遣いも丁寧であれば三井住友銀行を贔屓にしている富裕層などは良いと感じるのはわかります。
最後に私が銀行で保険に加入しない理由は、『副業感』です。銀行はやはりお金を預けるところであって、万が一を備える存在ではないと考えているからです。
『投資信託なら信託銀行にお願いをしたい』『保険屋には保険をお願いしたい』それが私の加入しなかった理由です。