『Wステージ未来デザイン』はペットネームの混乱を呼ぶ!見直した方がいい理由について
目次
住友生命 Wステージ 『Wステージ 未来デザイン』は今どう変化したのか
今回は『Wステージ』と「Wステージ 未来デザイン」のそもそもの保障内容の違いなど複雑だと言われている住友生命の保険商品を振り返りながらわかりやすくお話します。
そして現在販売中の『バイタリティ』や『ライブワン』等といった商品についてや加入中の見直しなどについてもふれていきます。
そもそもダブルステージ未来デザインとは何なのか
Wステージとは「スミセイの新終身保険」が主契約になります。
そこに特約である未来デザインの愛称を冠した「新介護収入保障特約・逓減型」という特約を付加したものになります。
正直、ダブルステージが発売された時期の利率は悪く、終身保険部分はあまり高額になっていない方が多く、大した返戻率も見込めません。
この保険に加入中の人は是非、住友生命の保険商品の仕組みについても学んでいき、私個人的なこの商品の評価をご覧いただければ幸いです。
実は気づかれていないマイナーチェンジ
ここ最近の未来デザインの流れは2014年までは未来デザインというペットネーム(商品名)で『新介護収入保障特約・逓減型』を付加しているプランのことを現していました。
それから1年後、2015年からはCMでおなじみの『1UP付き』が登場します。
1UPは保険商品ではない
ここで、もしかすると1UPって保険商品じゃないの?と思われる方もいるかもしれませんが、1UPは保険商品ではなく、あくまでも『生活障害収入保障特約』という名の特約です。
既に混乱が生じるかもしれませんが、昨年2018年に健康を意識している人や増進に実際努める人のためのVitality(バイタリティー)が発売になりました。
バイタリティは割引だけの特約
バイタリティも雑誌やCMで最近も見受けられますが、『健康増進乗率適用特約』という特約です。
さらにVitalityは割引だけの特約で、健康状態によって最大30%保険料が下がる特約です。
ライブワンはどこでどんな保障をしてくれるのか
そもそも、ライブワンは主契約で貯蓄にウエイトが置かれているアカウント型の保険です。
ライブワンは利率変動型積立保険でWステージとは主契約という根本が違います。
この主契約の貯蓄(アカウント部分)をアピールしながらも医療保障を特約で付加することなどをするためライブワンもやはり複雑です。
ちなみに、プライムフィットは?
プライムフィットは組立保険と呼ばれるもので、主契約はありません。
加入している大半は、多くの特約をつけてセットにして保険設計ごと保険商品にしてしまうという商品です。
加入中の住友生命 Wステージや『Wステージ未来デザイン』はどうすれば良いのか
見直しと解約を強くお勧めします。
未来デザインについては、今生命保険会社が『介護系・収入保障系』の充実化が顕著なためより良い保障内容で契約できる可能性は多いにあります。
しかし、問題は「スミセイの新終身保険」のWステージです。
2008年のリーマンショックから3年しか経っておらず『低金利時代』に発売された保険なので、増えにくい貯蓄型保険です。
しかし、加入しているものは仕方ありません。
このまま放置するよりも以下の3点を住友生命に確認するべきだと言えます。
- 今すぐ解約した場合いくら解約返戻金があるのか?
- 自身の資産運用しているものがあれば、満期等と重なるタイミングに解約返戻金がいくらになるか?
- 払済保険に移行し定年退職等の時期だと解約返戻金はいくらいになるのか?
Wステージ貯蓄型ではありますが、『増やす』ことに特化しても良いならば投資信託などと混ぜて資産形成をするのも一つです。
さらに自己資金がもしも相続等であるのであれば、医療保障の部分だけでも終身払済にしてしまえば、保険料が上がることもなく一生涯医療保障の部分は安心して過ごすことができると言えます。